桜 と 葉 っ ぱ。 銀の欠片

    銀の欠片

    謎というか、単に描かれなかったからキャラ立ち出来なかった、のが未来編終盤に出て来た真六弔花という人達です。

    とにかく、描かれませんでした。未来編がかなり人気なくて、早々に終わらせるしかなかったからなんでしょうか。
    ちゃんとキャラ立ちするチャンスがなかったので、とんでもなく強い(ザクロの山破壊とかマグマ風呂とか)という売り文句の割には、ストーリーに出て来なかったし、単にラストバトルで倒されるためだけに登場した感で、サラッと読み流されてしまう程度の印象しか持たれなかった。

    藤花はコミックス買って読んでても、当初はそんな感じだったので、WJでリアルタイムで追っている時には更にそうでした。

    復活は、どんなに複雑に見えてもWJ漫画らしく実は単純で、ツナさえ勝てば良い漫画です。
    なので、ツナ&仲間と繋がりが薄いと、キャラが立たないんです。

    逆に言えば、敵キャラ登場しても、乱戦じゃなくて個人戦やったキャラは、キャラ立ちして安定したファン層が付きます。骸やヴァリアーがそう。

    その点、中途半端だったのが白蘭と真六弔花。
    未来編自体がキャラ大杉。ミルフィオーレの主力に絞っても、とにかく多い。

    この中でファン投票で稼げるくらいファンが付いたのは、白(見事にラスボス感満々)、正チャン(…がいないと未来編そのものが成立しない主力)、スパナ(うっかりツナの味方になってしまった主力)、幻(豪華にも山・雲・綱、山の順に個人戦を4回やってる見事な敵キャラ代表)です。

    ファン投票に名前は挙がりませんでしたが、インパクト強だったのは、グロ様、アイリス、ジンジャーですね。
    これ、ヴァリアーの時もそうだったんですけど、幻・グロ・アイリス・ジンジャーは、ボンゴレサイドのメインキャラとの個別ガチンコバトルの場面があるんです。

    始めは敵だったけど、最終的にユニサイドのγもそうです。
    ユニと愛のドラマで死ぬ以前に、ごきゅに拷問圧勝してごきゅファンを全員敵に回し、その直後、華麗に10年後雲にやられている大活躍。

    この印象の強さは、侮れない。
    乱戦じゃだめです。単体バトルがないと、印象に残らない。

    その点、未来編はどんどん人気が下がっていっちゃって駆け足終了する必要があったのか、真六弔花がジョーカーすぎて出すのが遅れたのか、「ちょっとしか出ないですぐ死んだ」という印象なんですね。

    個人戦も一応やってるけど、すぐ勝負が付いちゃったので出番が少なく印象が薄い。
    そのまま乱戦になってしまって、乱戦は個々のキャラが立たない。

    ラストはボンゴレサイドが人気キャラが大集合になっちゃいましたから、そっちの印象の方が強くて、一層「単なる敵キャラ」になってしまった。

    白が死んだ後、ひとりだけ生き残った桔梗の台詞と、死んでしまったほかの真六弔花の不遇が、何の説明もなく、たった1コマずつ(それもちっさい!)描かれているだけという…

    幻は白に心酔した理由がしっかりストーリーとして描かれていて、本来は純粋な人柄も悲劇性もよくわかる。
    対して、描かれなかった真六弔花という人達のキャラは殆ど分からない。

    てゆーか、未来編の代表キャラの白が何で破壊の魔王になっちゃったのか、それすら明確なストーリーが展開されていない。
    ……ので、白は潔いくらい悪役キャラとして人生を全うしてしまった感じ。(虹戦でヘラヘラ再登場するけど)

    藤花は、可哀想キャラは救済したくなる願望があるんですけど、真六弔花に気付くのには随分時間がかかりました。
    印象があんまり薄くて。

    連載当時、それでも人気が出たのはブルーベルでしょうか。
    可愛いは正義。
    あと、可愛いのに一番劇的な死に方をした(当時ムンクと呼ばれた)ので、悲劇性が強い。

    あとは、桔梗くらいなんですよね。個人で出てくるのって。
    真六弔花の面々が、どれだけ白蘭に救われていたか、皆死んでしまったので、彼が代弁してる。

    あと、正チャンを撃ち抜くときの「白蘭様、貴方の旧い友人を殺します」。(嬉しそうだった)
    もうひとつは、白が死んで次は桔梗、となったとき、「こいつは殺ししか出来ぬ怪物だぞ(レヴィ)」の言に、「それは違う」と正チャンが異議を唱えた時です。マフィア・軍人・殺し屋・学者でもない一般人だ=白に運命を狂わされただけだ、と暗に庇ってるんですけど、それに対して「入江正一…(中略)一般人とは…安い言われようですね」。(もう怨念の塊

    庇ってるくらいだから、元々白の大量殺戮を止めようとしていた正チャンには、殺意はありません。
    次の場面で、桔梗が真六弔花にとって、いかに白蘭が自分たちの理解者(実は幻と同じで利用されてたんだけど)だったのか「我々の憤りを力に変えてくださったのだ!!」と叫ぶ。

    んで、未来編って、台詞のないコマ=絵だけ=キャラの表情だけ、で気持ちを推察するしかない、ところが結構多いんです。

    白蘭自身はともかく、白蘭に救われたと思っている人間がいる……という現実を目の前にして、

    戸惑うツナ
    痛ましい表情をする正チャン

    ……がいるんです。

    こういうの、天野先生は絶対に意識して描いたはずですが、読者はホント何回も読み込まなきゃわからない。

    で、この状況で、虹創作で真六弔花を救済しようとしたら、とにかく妄想で勝手にお似合いキャラを並べてCPする(正青シリーズがまさにこれ)か、原作では悲劇に終わるしかなかった関係をCPして幸せにするか、どっちかしかない。

    ちなみに、青を後者にするなら、白青ででほのぼの。
    でも、このCPだと、藤花の脳味噌ではシリーズ化出来なかったと思います。1点ものか、書けても3作かなあ。原作でブルーベルがあまりにも無邪気に白蘭に懐いている構図が、これは真六弔花としては珍しくしっかり描かれているので、あまり動かせないんです。

    正青は、「白蘭を好きだったけど報われなかった者同士」で、騎士×姫シリーズに似た構図があるので、妄想捏造で案外書きやすかったのです。

    難しいのは桔梗。(もっと難しいザクロとデイジーとトリカブトは、単体では藤花は書いたことがない)

    このひとは、幻みたいに純粋で誠実とか、青みたいに無邪気で甘えん坊とか、そういう「長所」が描かれていないからです。

    真六弔花の中ではリーダーで面倒見が良かったようなので、ちゃんと描写して貰えればいいお兄さんだったかもしれないんですけど、とにかく材料が少ない。
    原作にある材料と言えば、

    白に対する尋常じゃない思い入れ&正チャンに対する尋常じゃない恨みだけです。

    白蘭と桔梗が生きてらぶらぶとか、……すげー想像しにくい……
    カラッと明るく清々しい感じなのが、まだ藤花には思い付かない段階です。

    白と幻のらぶらぶなら、幻がすごく苦労性な感じに白のワガママに振り回されてあげる包容力、っていうので書いてきたんですけど、白と桔は、それは何か違う気がする。

    やっぱり、原作で白と幻は1対1の関係だったけど、真六弔花は1対グループ、という関係だったからでしょうか。

    原作の未来編がああいう終わり方だったからか、真六弔花にはどうしても死の影が付きまとう。
    正青シリーズも、ただただ幸せなばかりの、微笑ましいお話が沢山有る一方で、「何か取り返しがつかないもの」を孕んだ作品もたくさん書いてきました。それでも乗り越えるふたり、を書きたくて、藤花はあと1週間ほどで正青シリーズ1周年を迎えることになったんだと思います。

    桔白も、死のにおいがする。この組み合わせは、少数ながらいくつか書いてきましたけれども、藤花は、死を絶望にはしないという形で、「こんな幸せもある、誰に理解されなくても」という世界を書いてきました。

    同じ所を真回り続ける永遠、を書いたこともありましたが、今回は「新しい未来へ踏み出す」ところで終わりにしました。

    藤花なりの、白と桔のハッピーエンドです。
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    ジャンル : アニメ・コミック

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    藤 花(To-ka)

    Author:藤 花(To-ka)

    草 ヒバ 草とか、技術 畑、その他(復/活ジャンルで見境無く雑食)の小説書いてます。

    BL~にょた~NL、ギャグ~シリアス、純愛~R20まで幅広く。
    CPも幅広く。見境無く雑食。

    ハッピーエンド至上主義です。
    どんなに切で進行しても、ラスト1ページであっても覆す!

    誰も彼も末永く爆発して欲しい。
    恋も結婚も幸せだと、私が言い切ってあげよう既婚なだけに。


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